自分のせいで

すきな人とだめになるとき。

そのことを後悔する。

時間がもとにもどればいいのに。

あのときに帰れればいいのに。

だけど、時間はもどらない。

やったことも消えない。

自分のせいでつらくなるなんて

思いもしなかった。

だけど、そのつらさも

すきな人がうけたつらさより

かるいかもしれない。

そのことを考えると

自分のことだけしか

考えていなかった自分に気づく。

つらいのは、自分だけじゃない。

こんなふうになることは、

２度としない。

自分にも。

すきな人にも。


この詩は、廣瀬裕子さんの「サヨナラ、」

という本に載っている詩ですが、この詩を読んだとき

泣きました、がむしゃらに。

全ての言葉が自分の気持ちを代弁するかのごとく･･･。

２度としない、新しく出会う人にはこういったことになるようなことは２度としない。