この前、倉敷のMOVIXで

私の頭の中の消しゴムを見てきました。

ストーリーは

工事現場で働く無愛想な大工チョルスと

おっちょこちょいだが純粋な社長令嬢スジン。

住む世界の違う2人が、コンビニでの思わぬハプニングで出会い

まっすぐに恋に落ちる。建築家として活動を始める夫と

才能あるファッションデザイナーの妻。

夫のお弁当にご飯だけを2つ包んでしまったり

自分の家さえ探せずに道に迷ってしまうような彼女の物忘れさえ

しっかり者の夫には愛おしい。

目が眩むほど幸せな、新婚の日々。

大したことではないと思っていたスジンの物忘れが深刻になっていったのは

それから間もなくのこと。

不安を覚え、医者を訪れたスジンが宣告された言葉は

「若年性アルツハイマー」

肉体的な死より精神的な死が先に訪れる病。

「私の頭の中には、消しゴムがあるんだって。

もう優しくしないでいいよ。どうせ全部忘れちゃうから。」

「俺が全部覚えておくよ。俺が君の記憶、君の心になるから。」

この日から、失われていく記憶をつなぎ止めるための2人の闘いが始まる。

チョルスは少しでも彼女を支えるため家中に何枚ものメモを貼り巡らせるが

彼女の記憶はどんどんこぼれていく。

家族が誰なのか、自分が誰なのかすら分からなくなり

遂にはチョルスの目を見つめ、昔の恋人の名で「愛してる」と微笑むスジン。

なす術のない絶望に心を乱されながらも

彼女を見守っていこうというチョルスの気持ちは揺らがない。

仕事と看病に追われる日々……。

そしてある日、仕事から戻ったチョルスが目にしたのは

スジンのいない空っぽの家と、1通の置き手紙。

「あなたは今、泣いているでしょう？　チョルス……愛するチョルス。

記憶が残っているこの短い間に

どうしたら私の気持ちを伝えることができるでしょう。

私はあなた、チェ・チョルスだけを愛しています。これだけは忘れたくない。

忘れちゃいけないのに。私の記憶を奪っていくこの病気が

あなたの記憶だけは残してくれますように。それが叶わないなら

どうか、消えていく記憶の中で最後まで残っているのが

あなたと過ごした日々でありますように。」


劇中の、ソン・イェジンとチョン・ウソンのセリフが

物凄く心の中に残っています。

愛した人の記憶を忘れて相手を傷つけてしまうからという気持ちに対して

全部覚えておくよ。俺が君の記憶、君の心になるから。

っていうシーンが本当に感動させられました。

現実に自分の恋人や奥さんor旦那さんが

愛した人の記憶が消えていったらどんな気持ちなるでしょう。

あなたはどんな行動をとるでしょう？

やはり、自分の記憶はなくても最愛の人と一緒に暮らしたいって

思うんじゃないかな。

この作品を見る前は、韓国映画&ドラマのブームなので

飽きるんじゃないかなって思っていたけど

見て良かったと思える作品でした。

原作、Pure Soul 君が僕を忘れてもも見てみたい作品ですね。